通販で買った睡眠薬が必要なくなったら人にあげてもいいの?

通販で買った睡眠薬が必要なくなったら人にあげてもいいの?

睡眠薬を通販で買った後、思ったよりも効果を実感できなかったり、身体に合わなかったりするケースがあります。

薬というのは個人によって合う合わないがあるため、慎重に選ばなければなりません。

では、もし通販で買った睡眠薬が必要なくなってしまったら、どのようにして処理を行えばいいのでしょうか?

実は

・必要な人にあげてもいいの?
・燃えるゴミとして捨てればいいのでは

という考え方はNG。

譲渡してもダメですし、捨て方にも分別の仕方があるんです。

本記事では、通販で買った睡眠薬の後処理について詳しく紹介していきます。

薬をあげたりもらったりするのはNG!

人にあげたり貰ったり
睡眠薬が仮にいらなくなったとしても、人にあげてはいけません。
理由は、不眠の症状は人によって異なるからです。

例えばAさんは寝つきの悪さに悩んでいて、即効性のある薬を飲んでいたとします。
思いのほか効果があり、予定よりも早く病状が回復。
しかし睡眠薬がたくさん残っている状態になり、残りをどうしようかと持て余している状況になりました。
そこで友人であるBさんが同じく不眠に悩まされているという話を聞きつけたAさんは、そのままBさんに余っていた睡眠薬を譲ることに。
Bさんは譲り受けた薬を飲んでみるものの、即効性が強くふらふら状態に。
実は、BさんはAさんの症状とは違って、寝つけはするものの予定よりも早く起きてしまう不眠症状だったんです。
そのため、Bさんに適している睡眠薬は入眠を促進するものではなく、予定よりも早く起きないようにする薬が必要だったんです。

上記の例のように、睡眠薬は安易に人に譲ったりもらったりする薬ではないということが分かっていただけたかと思います。

自分と同じ不眠症状に悩まされている人をみると、助けてあげたくなる気持ちも分かります。
しかし、自分の症状に合っている睡眠薬を他人に譲渡しても、そもそもその人の症状に合っていない可能性の方が高いんです。

残ってしまった睡眠薬の処理方法

睡眠薬の処理方法
睡眠薬が残ってしまった場合、どのようにして処理をすればいいのでしょうか?

1番に思いつくのは、捨てるという手法ですよね。

実は、薬は形状によって捨て方がちゃんと定められているんです。
睡眠薬は錠剤タイプが大半ですので、錠剤を捨てる場合の方法を紹介します。

【錠剤タイプの睡眠薬を捨てる場合】

錠剤を容器から取り出し、いらない封筒や紙袋に入れたり、紙に包んだりして外から見えないようにして破棄します。
見えないようにして捨てるのは、子どもがゴミをあさって誤飲しないようにするためです。

紙袋に一度包むのには子ども以外にも理由があります。

もしゴミ捨て場でカラスやネコが袋を破いて、道に散らばっていたらどうなると思いますか?
それこそ人が拾って犯罪に使われるかもしれません。
極端な例を述べているかもしれませんが、犯罪は思いもよらぬ場所から発生するものなんです。
動物に荒らされた場合にも耐えられるように、裸のまま捨てるのではなく、紙袋にや封筒に包んでおいた方が賢明な判断といえます。

病院処方の薬は捨てるべき?残しておくべき?

病院薬を捨てるべきか
睡眠薬は通販でも買えますが、大半の人は病院から処方してもらっています。
では、病院から貰った薬もそのまま捨ててしまっていいのでしょうか?

答えはイエスともノーともいえます。

病院で処方してもらった薬の処理に困っているのであれば、そのまま処方を受けた病院へ連絡をするか持参して後処理をしてもらったほうが確実です。

というのも、病院で睡眠薬を貰っている人は強いお薬をもらっているはずです。

中には向精神薬といって非常に強い薬を服用している人もいるため、そのような薬を捨てる場合は医療機関で処理をしてもらいましょう。

病院では患者から処理を頼まれた薬を他の患者に処方する、なんてことは決して行っていませんので安心して処理をお願いできます。

薬を余らせるのもあまり良くない

薬を余らせない
通販で買ってしまった睡眠薬の服用をいつ止めるかは、個人の判断に委ねられます。
しかし、病院で処方を受けた薬に関しては、処方を受けた量だけ飲み続けた方が良いと言えます。

「もう良くなったから飲まなくてもいい!」というのは大変喜ばしいことなのですが、特に不眠症のような精神系の病気は完治したかどうか判断しづらいケースが多々あります。

風邪が治った!とはまた訳が違ってくるので、基本的に処方された分は指示されたように飲むようにしましょう。
もちろん薬が身体に合っていない場合は無理をして飲み続けるのではなく、担当医と話し合いましょう。